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【タイ】中部・北陸の物産観光展、県産品をPR

NNA 11月18日(金)1時57分配信
 タイの首都バンコクで17日、中部・北陸地方の観光・食の魅力を紹介する「昇龍道(中部・北陸)物産観光展」が開幕した。中部経済連合会(名古屋市東区)などの主催で、タイでの開催は3回目。22社・団体が参加し、それぞれの県産品をアピールした。
 珍味を販売する彩香食品(石川県内灘町)は、富山県産のホタルイカなどを出品。物珍しさでタイ人の注目を集めた。タイでは約6年前にバンコク伊勢丹などで1年間ほど販売していたが、価格の高さや認知度の低さから売り上げが伸び悩み、市場から撤退。以降は物産観光展などへの出品にとどめている。南明代表取締役は「当時はタイ人の好みを把握できていなかった」と説明。反省点から市場調査を強化し、今回の物産観光展ではタイ人の好みに合う「辛くてヘルシー」な商品を厳選した。
 コスト面では、「商品のパック詰めの作業をタイに移すことで、日本と同程度の価格に抑えられる」と説明。日本食ブームが続くタイで、再び商品の流通を目指す考え。
 漬物・つくだ煮販売の宮城商店(長野県千曲市)は、3回目の参加。日本市場が縮小している中、海外での販路拡大を狙う。当初は漬物・つくだ煮のみの販売だったが、2回目は混ぜご飯、今回はいなりずしとして提供。さまざまな食べ方を紹介しながら、タイ人の趣向を探る。
 宮城恵美子専務取締役は、タイで健康ブームが広がっていることから、「おいしく野菜が摂取でき、ヘルシーな点を売り込んでいきたい」と語った。
 ■黒服需要が拡大
 物産観光展は、3年連続してバンコク伊勢丹で開催。先月13日にプミポン国王が死去したことを受け、出店者は黒を基調とした衣服を着用し、派手な演出を控えての開催となった。
 伊勢丹(タイランド)の阿久根巨樹社長によると、国王死去後は黒服需要が拡大し、衣料品は通常より販売が20%以上増加。一方、外出や外食を控える動きが広まり、食品やリビング用品などの販売は「非常に落ち込んだ」という。
 客足は徐々に戻りつつあるが、国王死去後100日の来年1月下旬までは本格的なマーケティング活動を控える方針だ。今年の売り上げは、食品フロアの改装などが奏功し、前年の売り上げを超える見込み。
 物産観光展は29日まで。期間中の売り上げは前年の230万〜240万バーツ(700万〜740万円)以上を目指す。

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