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【香港】ジェトロが食品商談会、継続的な商流構築へ

NNA 2月17日(金)1時57分配信
 日本貿易振興機構(ジェトロ)は16日、香港で日本産の農水産物と食品の輸出商談会を開催した。昨年8月に開かれたアジア最大級の食品見本市「フード・エキスポ2016」や前回の輸出商談会に参加した出展者を含め、継続的な商流の構築と一層の販路拡大に向けて38社が商談に臨んだ。
 会場にはかきや梅干し、アイスクリームなど日本産の商品100点以上が並んだ。
 こんにゃくを製造販売する上野屋(三重県松阪市)はこの商談会に3回目の出展で、夏向けの商品としてなめらかな食感が特徴のさしみこんにゃく、香港のシティースーパーと共同開発したこんにゃくのスイーツパックを出品した。
 同社は既に香港のレストランやスーパーマーケットとの取引実績があるが、スポットでの取引だったため、今回は継続的な販路を見つける狙いだ。佐々木幸太郎・専務は、香港にはこんにゃくがヘルシーな食材という認識はあるとの見方を示すとともに、「昨年のフード・エキスポでは来場者から食感がよいと好感触を得ている」と説明。ブースではこんにゃくの特徴や製法を図解するボードを設置し、バイヤーの食材への理解深化と食べ方のイメージを分かりやすく提案した。ブースを訪れたバイヤーからは食感を評価する声が聞かれた。
 和菓子の製造販売、北九食品(福岡県鞍手町)は、初めて参加した昨年のフード・エキスポでの反応がよかったことから、輸出商談会への参加を決めた。それまでは間接輸出を行っていたが、見本市やスーパーでの催事を通じて香港消費者の実際の声を確認。一層の販路拡大を狙い、特別に開発したという香港向けの商品も並べた。
 福田広平・営業課長によると、香港人に好まれる白桃やメロン味の和菓子のほか、固いとの意見からよりやわらかさを増したわらび餅を用意した。OEM(相手先ブランドによる生産)の対応も可能という。
 同社の海外売り上げ比率は現在、全体の3%。日本市場が飽和状態となる中、今後も海外輸出に力を入れる方針だ。
 ジェトロは香港の輸出商談会を年1回開催しており、今回は香港やマカオなどから昨年と同規模となる約200人のバイヤーらが来場した。昨年8月のフード・エキスポではジャパンパビリオンを設置するなど日本産品の海外輸出を支援し、その後のフォローアップも続けている。

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