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【香港】ブラジル21社からの輸入食肉を回収、政府

NNA 3月27日(月)1時57分配信
 香港政府食物環境衛生署食品安全センター(CFS)は24日、ブラジルの不衛生肉の輸出問題で、調査を受けている同国の食品加工業者21社から輸入した冷蔵・冷凍の食肉を全て回収すると発表した。
 21社のうち6社が、過去6週間にCFSが発行した輸入許可証を受けていたことが分かっている。CFSは香港の輸入業者と連絡を取り合い、回収を進める。回収量は明らかにしていないが、25日付明報によると、輸入禁止令が出た後香港に到着したブラジル産冷凍肉のコンテナは177個。
 CFSは、21日から始めたブラジル産食肉の輸入停止措置を今後も続ける方針を表明。ブラジル当局からより詳細な情報が入り次第、一層のリスク評価と輸入禁止の縮小を含めた対応の見直しを行う。
 輸入禁止を発令する前にブラジルを出国し、まだ香港に届いていない食肉に関しては、関連の調査終了後に適切に処理するため、到着後に印をつけて保管すると説明した。
 ただ政府の対応に批判も出ている。外食産業関係者で組織する香港餐飲聯業協会(HKFORT)の黄家和(サイモン・ウォン)会長は明報に対し、「小売業者や飲食店が卸売業者からブラジル産肉を購入しても、問題の業者と分かるラベルなどはない。回収に応じるべき肉なのかは判断できない」と述べ、業界に混乱を招くとの見方を示した。
 ■値上がり加速
 ブラジル産食肉の輸入禁止措置を受け、香港では各種冷凍肉の卸売価格が従来から2〜4割上昇。ブラジル産から他地域産に切り替える外食産業の動きもあって、米国・カナダ産の牛肉は4割、本土産の鶏肉は3割それぞれ値上がりしているという。今回の回収措置がさらに価格を押し上げるとの見方も出ている。

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