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【フィリピン】来月に大型製粉所が稼働、小麦粉供給過剰も

NNA 8月17日(木)1時57分配信
 フィリピンで製粉所の新設が相次いでいることで、小麦粉の輸入業者が供給過剰を懸念している。業界関係者によると、シンガポール系マブハイ・インターフラワー・ミルが来月に日産能力500トンの製粉所を稼働。ここ数年、製粉所の新設が続き、過当競争になっているという。16日付地元各紙が伝えた。
 小麦粉輸入マラボン・ロングライフ・トレーディングのアーネスト・チュア社長は、マブハイと同規模の製粉所を、数年前にアトランティック・グレインズがラグナ州カランバで稼働したほか、セブでも1カ所が稼働したと指摘。ほかにも、ここ数年でマニラ首都圏バレンズエラ市やミンダナオ地方カガヤンデオロ市など4カ所で新たな製粉所が操業を開始したという。
 チュア氏は、国内ではパンなどの小麦粉製品よりも安価なコメを選ぶ消費者が多く、小麦粉市場はこのところの供給量拡大に見合うほど成長していないとの認識を示す。ペソ安により小麦や小麦粉の輸入コストは上がっているものの、競争が激しく各社は値上げに踏み切れないと指摘した。
 フィリピンの2016年の小麦輸入量は前年比4.0%増の260万トン、輸入品を含む小麦粉の消費量は25キログラム入り袋で8,460万袋(=約211万5,000トン)で、4.6%増加した。
 フィリピン製粉業者協会(PAFMIL)によると、フィリピン国内の製粉所の数は、2年前の12カ所から20カ所に増えた。

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