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【フィリピン】サンミゲル、外資に食品部門の3割売却へ

NNA 11月24日(金)1時57分配信
 フィリピンのコングロマリット(複合企業)サンミゲル・コーポレーション(SMC)は、近く統合予定の食品・飲料部門に外資を受け入れる方針を明らかにした。株式30%を約30億米ドル(約3,340億円)で売却する考えだ。23日付地元各紙が伝えた。
 SMCのラモン・アン会長は、22日にマニラ首都圏で開かれたSMC傘下イーグル・セメントの年次株主総会後に、「私募を通じて食品・飲料部門に外資を受け入れる。大手数社が既に関心を示している」と述べた。具体的な社名には言及しなかったが、2018年初めにも株式30%を売却する方針を示した。
 SMCは先ごろ、食品部門サンミゲル・ピュアフーズが、飲料部門サンミゲル・ブルワリー(サンミゲルビール=SMB)と蒸留酒部門ヒネブラ・サンミゲル(GSMI)の株式を取得し、「サンミゲル・フード・アンド・ビバレッジ」に社名を変更する計画を発表していた。フィリピン証券取引所(PSE)は、上場企業の浮動株比率の下限を20%へ引き上げることを計画しており、株式30%の売却で新基準を満たすこともできる。
 アン会長はまた、SMBが向こう数カ月以内に米ロサンゼルスで新工場を着工するとの見通しを示した。既に用地を取得済みという。予定投資額は1億5,000万米ドルで、年産能力は2億リットルを予定する。
 ■全国紙を買収
 アン会長は、全国紙インクワイラーの株式85%をプリエト一族などから買収する取引を完了したことも明らかにした。取得額は公表していない。残る15%は、有力実業家マヌエル・パンギリナン氏らが保有する。パンギリナン氏は既にアン氏へ売却する意向を示している。

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