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【中国】ワインの張裕、豪キリカヌーンを買収へ

NNA 12月13日(水)1時57分配信
 中国ワイン大手の煙台張裕葡萄醸酒(山東省煙台市、張裕)は11日、オーストラリアの同業、キリカヌーン・エステートの株式80%を取得すると発表した。取得額は2,100万オーストラリアドル(約18億円)。
 キリカヌーンは1997年の設立。世界的に有名なワイン評論家、ジェームス・ハリデー氏が同社のワインを高く評価し、オーストラリアにおける2013年のベストワイナリーに選ぶなど、手掛けるワインの質には定評がある。
 張裕は、キリカヌーンのワインは中国人消費者の好みに合う味だが、中国国内での販売力が弱いと指摘。張裕の販売網を活用して拡販を目指す考えだ。
 キリカヌーンの2016年6月30日〜17年6月30日の売上高は1,100万オーストラリアドルだった。17年6月30日時点の総資産は2,200万オーストラリアドル、純資産は1,200万オーストラリアドル。
 北京商報によると、張裕は13年に海外の同業の買収や海外メーカーとの提携を開始した。スペインの「アトリオ(愛欧公爵)」、フランスの「シャトー・ミルフルール(蜜合花)」、イタリアの「ドネリ(多来利)」といったブランドのワインを中国国内で販売しているが、いずれも国内での知名度が上がらず、拡販に苦戦している。業界関係者はキリカヌーンに関しても「中国市場でブランドとして優位性を築けていない」として、買収には一定のリスクが伴うとの見方を示している。

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